便秘と辛いものの関係性とは?

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便秘は辛いものを食べるとなりやすい?

便秘になりやすい人に「辛いもの好き」が多いというのは、よく聞くお話です。

 

辛いものは便秘になりやすいとか、便が固くなりやすいとか・・・

 

かと思えば、辛いものは下痢になりやすいとか、便秘を解消するとか・・・

 

便秘と辛いものに関する情報については、実にさまざまな意見を耳にします。

 

なので、どれが本当なのかと迷われる方も多いことでしょう。

 

そこで今回は、便秘と辛いものの関係性についてご説明します。

便秘に辛いものが悪いと言われる原因は?

便秘に辛いものが良くない、悪いと言われる原因はどこにあるのでしょうか?

 

実は、一言で「辛いもの」といっても、その辛さには色々あります。

 

キムチなどのコチュジャンの辛さがあったり、カレーのスパイスなどの辛さもありますよね。

 

上記の辛いものの成分には「カプサイシン」という成分が含まれている事が多いです。

 

カプサイシンには、アドレナリンという身体を興奮させる物質を分泌させる効果があります。

 

このアドレナリンによって「交感神経」が活発になり、胃や腸の働きを低下させ、便秘の原因となります。

 

適量の摂取であれば、自律神経の働きで夜寝るころには身体の興奮状態も治まり、副交感神経が動き出し消化器官の働きも戻ります。

 

しかし、カプサイシンを継続的に過剰摂取することによって、消化機能は低下します。

 

その結果、慢性的な便秘や、下痢と便秘を繰り返す痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)を引き起こす原因となります。

 

ですが、すべての辛いものが便秘によくないのかといわれれば、そういうわけでもないのです。

便秘は辛いもので解消もできるの?

便秘は辛いものによって解消ができると言ったら、驚く方もいるかも知れません。

 

たとえば、便秘を解消する辛いものといえば、代表的なものをあげるとキムチがありますね。

 

キムチは発酵食品ですので乳酸菌が豊富に含まれており、腸内環境を整えるのを助けます。

 

そのため、辛いものでありながら、食べると便秘が解消されます。

 

また、ブラックペッパーやナツメグ・カルダモン・コリアンダー・ターメリックやシナモン・フェンネルなど・・・

 

これらの香辛料には「消化促進」や「整腸作用」、胃腸を温めて便秘を解消させる効果があります。

 

つまり、一概に辛いものが便秘によくないとは言えないわけです。

 

しかし、辛いものを食べると水分をとりたくなったことは皆さんあるはずです。

 

これは、辛いものが体内の水分を奪ってしまう証拠です。

 

体内の水分を辛いものに奪われると、便が固くなってしまうことはいうまでもありません。

 

何事も適量に抑え、うまく便秘解消にとりいれて、辛いものを美味しくいただくようにしましょう。

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